日 時:平成27年3月5日(土) 14:30~17:10
場 所:長崎大学医学部保健学科 101講義室

 平成27年度の卒後セミナーではがんリハビリテーションをテーマに神戸大学医学部附属病院の理学療法士の井上順一朗先生による講演が開催されました。司会は中野治郎先生に努めて頂きました。

 井上先生には「がんリハビリテーションの現状と課題」についてご講演いただきました。
神戸大学医学部附属病院の紹介から始まり、がん患者の生活の質の低下や今後の課題について話されていました。

特にがん治療に加えて、がんや治療によって起こる苦痛の緩和や社会的問題・後遺症の解決・対応、家族などの支援を踏まえ、緩和ケアやリハビリテーションの重要性について改めて解説されていました。

 続きまして、井上先生に加えて長崎大学病院の石井瞬先生、十善会病院の清水章宏先生を交えてがんリハビリテーションにおけるシンポジウムを開催致しました。司会は中野治郎先生・坂本淳哉先生に努めて頂きました。

 急性期から慢性期まで、それぞれの病院でのがんリハビリテーションにおける取り組みや症例を発表していただいた後には、セミナー参加者からの質問や今後のがんリハビリテーションについての討論が行われました。(文責:広報部 井上恒平)